住み手のこだわりや夢を実現し、なおかつ予算や保証などの現実的な課題もクリアする。そんな家づくりシステム「ハウスシンジケート」が、今年から湘南でスタートした。これは、ハウスメーカーと建築家が両者の強みを生かして住まいを築くというもので、これまでにない画期的なシステムとして注目を集めている。「本来、建築家とハウスメーカーはライバルとも言える存在。住宅に対する考え方も対照的です。でも僕自身は、奇抜なデザインを求めるいまの建築業界の風潮よりも、ごく普通の材料を使っていい家を造ることが建築家の仕事だと思っているんです。そういう志は、ハウスメーカーのほうがあるんじゃないかという思いもあったので、両者が協力して住まいを築くハウスシンジケートの考え方には非常に共感しました」
そう語るのは、パートナー建築家の遠藤誠氏。同じく、ハウスシンジケートに賛同する大塚あや氏もシステムの魅力をこう語る。「お施主様が建築家の設計事務所への依頼を検討される際、気になる要素の一つとして保証面があげられます。
安心+自由な建築家との家づくり
デザインを喜んでいただけても、そういった不安が、気持ちにブレーキをかけてしまうこともあるようです。その点ハウスシンジケートでは、融資などの資金計画や、耐久性のある構造躯体などの各種保証制度のサポートが提供されます。お施主様は、家づくりの基盤を十分に保証された上で、建築家もデザイン力を発揮できます。住み手にとってはもちろん、建築家にとっても魅力的なシステムですね」
現在、ハウスシンジケートでは選りすぐりの17名がパートナー建築家として参加している。パートナー建築家は、施主との面談(あるいはコンペ)を経て1名選ばれ、カスタマイズによって住み手のこだわりや夢を実現していくことになる。「居心地のいい住まいというのは、使い込まれた道具のような空間であって欲しい。ですから私は自然素材を多く使います。暮らしとともに自然素材が朽ちていき、住み手と一体となる。そんな住まいを造りたいと思っています」(大塚さん)
「住み手にとって最適な家を、住み手と一緒に探していくというのが、僕の建築に対する考え方。〝Serching design with you〞と言っているんですが、その人にとってあるべき建築を、お施主様と一緒に造っていきたいですね」(遠藤さん)
ハウスメーカーと建築家が手を組むことで実現する、理想的な家づくり。ハウスシンジケートなら、住み手が描くこだわりや夢を詰め込んだ、本当に欲しい住まいを手に入れることができるに違いない。
1)1Fには趣味の部屋として活用できるスタジオが。2)Sモジュールの大収納。床面積に算入されないため、スペースを最大限に生かした空間設計が可能。3)2FはLモジュールの広々空間
4)ハウスシンジケートの1号棟が建つのは茅ヶ崎の住宅密集地。窓を効果的に配して開放感を演出している。5)勝手口には遊び感覚あふれる土間を配置
遠藤誠建築設計事務所が考えるハウスシンジケートの住まい
遠藤さんは、家の中央にデッキを据え、会話や笑顔が生まれる一体感のある住まいを提案。
「モジュールは自在に配置が可能。この順応性が大きな魅力ですね」と語る。
遠藤 誠
1968年神奈川県生まれ。建築事務所、大学講師を経て2009年遠藤誠建築設計事務所を設立。別荘、オフィス、店舗まで幅広い規模の建築を手がけている。「あるべき建築の姿は、すでにそこに存在している。設計とは、それを探し出
す作業」という考えのもと、使い手にとって最適な空間を設計・提案する
Space33一級建築士事務所が考えるハウスシンジケートの住まい
日本家屋の空間エッセンスを重視する大塚さんが提案するのは、ワンルームに配された多様なモジュールの空間がデッキで外とつながる提案。
大塚あや
1971年横浜市生まれ。ハウスメーカー・設計事務所を経て、2005年space33一級建築士事務所を設立。これまで住宅、別荘、オフィス、クリニック等を手がける。お施主様との出会いと会話を建築としての気持ちよさ・機能として引き出し、夢・驚き・ユーモアのある空間として定着させていくことが信条。
What is THE HOUSE SYNDICATE? 「ハウスシンジケート」の家づくり
HOUSE SYNDICATEとは?
ハウスシンジケートでは、建物の基本構造をハウスメーカーであるエースホームが提供。全棟構造計算付きの構造体は、耐久性・耐震性の保証付きのため安心だ。一方、間取り・外装・内装・設備・仕様といった部分は建築家が担当。カスタマイズによって、住み手の夢やこだわりを描いていく。また、資金計画や保証面についても、エースホームが運営事務局となってサポートする。「ハウス(住まい)シンジケート(プロ集団)」とは、文字通り家づくりのプロがチームを組んで取り組む、これまでにない注文住宅ステムである。
2.家づくりのパートナーを決定
- 出来高支払い制度
- ハウスシンジケートの工事代金の支払い方法は出来高支払い。第三者機関が工事進捗調査を行い、建築主へ確認後、施工店へ代金を支払います。工事完了分を支払っていくので、過払いを防ぎ、万が一の場合も資金は保全され安心。
- お引渡し完成保証
- 家づくりで心配なのが「建設途中で施工会社が倒産!」というケース。ハウスシンジケートでは、『もしも』のときにも建築主の一切追加負担なく引継施工店の選定・移行を行い、ご契約通りに建物を完成させてお引渡しします。
Information 建築家とより良い出会いの場・イベントのお知らせ
ハウスシンジケートでは、公開プレゼンテーションやオープンハウスを定期的に開催、他にもセミナー後の無料設計相談会など、費用がかからない建築家とのお見合いの機会がたくさん。建築家に設計を頼む場合の大切なことは「誰を選ぶか」ということ。デザイン傾向だけではなく、人としての相性がいいことが重要。イベントを通して、信頼がおける相性の良い建築家を見つけてください。最新のイベントはホームページでご案内しています。
http://www.watashistyle.com
パートナー建築家が提案するプランは、暮らす楽しみや工夫にあふれ、見ているだけで家が欲しくなる。プランはいずれもかなり具体的。実際の家づくりで真似したいアイディアもチェックしておこう